【活動紹介】中国電力株式会社 島根原子力発電所を見学
2023/03/22
3 ⽉ 22 ⽇、WBCで侍ジャパンの優勝が決まった記念すべき日に、職業奉仕委員会の職場訪問として、中国電力株式会社 島根原子力発電所の見学を行いました。
現在、島根原子力発電所では2号機の再稼働に向けて、協力会社を含む約3,500人体制で安全対策工事を進めています。
福島第一原子力発電所で発生した事故を教訓に、地震・津波・竜巻・火山の噴火など、考え得るありとあらゆる災害に対処できるようしっかりとした対策を講じており、再稼働に向けた道筋は最終段階に差し掛かっているとの印象を受けました。
《海抜15mの高さの防波壁》
《建物内への浸水を防ぐ厚さ約25㎝の水密扉》
《電源を確保するための非常用のガスタービン発電機》
中国電力ではこれまでに島根原子力発電所の安全対策工事費として6800億円を投じており、完成すれば世界最高水準の安全性を有する原子力発電所になるとのことです。
工事が進む2号機の発電機出力は82万kWで、再稼働すれば鳥取・島根両県で使用する電力の約6割程度を賄うことができ、年間の燃料費削減効果は950億円に上るとのこと。また、2号機、3号機の稼働によるCO2の削減効果は、約640万トンと脱炭素にも大きく貢献するとの説明を受けました。
現在、燃料価格の高騰や脱炭素が国際的な課題となる中、資源の乏しい日本においてエネルギー問題にどう向き合うべきか、考えるきっかけとなる職場訪問でした。
《島根原子力館まえでの集合写真》
職場訪問を終え、帰りのバスでは賑やかに恒例の意見交換会(?)も行いながら、無事鳥取に到着しました。ご参加いただいた皆さん、長旅お疲れさまでした。